マッカーサー元帥「いい国つくろう、何度でも」 宝島社ナゾの新聞広告に大反響

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   毎度のことだが、宝島社の企業広告が反響を呼んでいる。今回登場したのは連合国(GHQ)総司令官のダグラス・マッカーサー元帥。2011年9月2日の全国紙の朝刊などを見開きで飾った。

   キャッチコピーは「いい国つくろう、何度でも。」。ふだんの出版物だけでは伝えきれない「企業のメッセージ」を伝えるというのが同社の狙いだが、今回は東日本大震災を踏まえ、日本再建を掲げている。「良いコピーだ」「311は『敗戦』なのか」と、様々に受け止められているようだ。

「大震災=第2の敗戦」を意識させる広告効果

宝島社が掲載した企業広告。例年よりも反響が大きいという
宝島社が掲載した企業広告。例年よりも反響が大きいという

   1998年に始まった同社の企業広告は各新聞社の広告賞を受けることも多い。例えば2010年に日米で同時掲載された「日本の犬と、アメリカの犬は、会話できるのか」と題した広告は、読売広告賞(銀賞)など5つの賞を受賞している。

   今回の広告は朝日新聞など大手紙5紙と、日刊ゲンダイの紙面に2ページの見開きで同日掲載された。1945年8月30日、連合国総司令官のダグラス・マッカーサー元帥が厚木飛行場に降り立つ写真を背景に、「いい国つくろう、何度でも。」という見出しを掲げた。広告の右下には「宝島社」という文字と同社の住所、左下には「ダグラス・マッカーサー財団の許可を受けています」という意味の小さな英文が載っているが、他に文章はなく、特に広告の趣旨は説明されていない。

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