低燃費ガソリン車で手軽に「エコ」
ガソリン車が「リッター30キロ」を競う時代になる中で、次世代ガソリン・ディーゼル車研究会が「低燃費化が進む次世代ガソリン車 最新研究報告」をテーマに開いたセミナーでは、次世代ガソリン車がもつポテンシャルの高さや「低燃費」がもたらす「節約」効果などが紹介された。
研究会の座長で九州大学大学院の村瀬英一教授は、「エコカーというとHV車やEV車の印象が強いが、既存のガソリン車やディーセル車もCO2を削減する次世代型ガソリン車によってエコカーであることが証明され、その発展が経済や一般生活面でも価値をもたらすことがわかった」と話した。
しかも、次世代エンジンは車体の軽量化や技術力の向上と相まって、リッター40~50キロの低燃費も期待でき、「まだまだ高いポテンシャルがある」(東京大学大学院の津江光洋教授)とされている。
ハイブリッド車が「エコ」によいことはわかっていても、なかなか手が届かないという人は少なくない。「第3のエコカー」といわれる低燃費ガソリン車でも手軽に「エコ」に貢献できる、といってもおかしくない。