8月FX売買高は3~5割増 超円高で規制強化もどこ吹く風

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8月下旬には落ち着きを取り戻す

   しかし、当然ながら巨額損失を抱える利用者も続出。このため金融庁は10年8月にレバレッジ上限を50倍、11年8月には25倍に引き下げる規制強化を決めた。

   2010年8月には、店頭FXの売買高が、規制前の7月の162兆円から109兆円に急減した経緯もあり、規制強化の影響が注目されていたが、結果は急増だった。

   円相場は日本の財務省財務官の「頻繁に介入しない」などの不規則発言」もあり、8月19日に過去最高値の1ドル=75円95銭をつけたが、8月も下旬になると、1ドル=76円台後半の円高水準でやや膠着状態となっている。注目された26日のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演も、金融緩和の具体策に踏み込まなかったことから、円が最高値を更新する展開にはならず、1ドル=76円67~69銭といくぶんの円高でこの週の取引を終えた。

   FX取引も8月下旬には落ち着きを取り戻している。ミセスワタナベにとって、政府の為替介入による一時的な円安は「利益確定」でさやを抜く貴重な機会だが、足元では介入観測も後退。「積極的にドルの持ち高を増やせない」と見る向きもあり、活発な取引が続くかは不透明だ。

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