分譲マンション大手の大京が1996年から販売した神奈川県川崎市のライオンズマンション京町で、柱への木片などの異物が混入していたことなど構造上の欠陥が判明。大京と施工会社の東亜建設工業が費用を全額負担して建て替えることになった。
築十数年の物件であれば、通常は修繕工事で済むので建て替えは異例のケースとなる。大京は「住民の方の安心・安全のため、誠心誠意対応させていただく」と話している。住民の転居費用などを含め負担する。
また、柱への異物の混入について、「木片は確認できているが、発泡スチロールはまだ確認できていない。鉄筋の不足も確認中」という。建て替えにかかる費用は、大京が一時的に立て替るが、「施工不良が原因のため、施工会社側に負担してもらう方向で検討していく」としている。