ほっしゃん。「がん保険売り止め」で物議 保険会社は事実関係を完全否定

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「保険は被災地中心にニーズ高まっている」

   生命保険協会の広報部によると、保険販売は、被災地を中心にニーズがむしろ高まっており、各種補償なども充実させる傾向があるという。震災の影響で保険の支払いは増えているものの、がん保険も含めて保険料を上げたケースはないとしている。ほっしゃん。のツイッター発言については、「事実かどうかは分かりませんが、こちらとしては売り止めの話は聞いていません」と話す。

   国際金融アナリストの枝川二郎さんは、がん保険売り止めについては懐疑的だ。

「がんの死亡確率が上がれば、リスクが高くなるということで、理論的には保険料アップということになるはずです。将来、こうしたデータが出てくれば保険会社が考えるかもしれませんが、今の段階では、公的データもありませんし、独自のデータがあるとも思えません。常識的には、保険販売の変化はないはずです」

   一方、ほっしゃん。は、数々に疑問に対し、「知人に確認とったら、間違いなく確かや」とツイッターで釈明した。知人の会社では、営業部長職以上の会議で資料が示されたもので、だれでも見られるものでないという。知人からは、「話したいことがある。オフレコじゃない、知らせて欲しい」とメールが来たため、ツイートしたと説明している。

   さらに、「保険会社に勤めるボクの友人も同じことを言ってました」というツイッターユーザーの発言を補強材料として引用している。

   とはいえ、データなどの裏付けがなく、売り止めが本当にあるかどうかの真相は不明のままだ。

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