野菜ジュースとお米の支援を実施
難民を助ける会は南相馬市の教育委員会からこうした状況を聞き、7月1日から22日の給食に使う分の「お米」2トンと、栄養が手軽にとれる「野菜ジュース」16,802個(週2回分)を提供しました。野菜ジュースは小中学生でも飲みやすくかつ必要な栄養素がとれるものを選んで届けました。
鹿島区の学校では児童・生徒が急増したため教室が足りなくなり、体育館に間仕切りをして作った狭い教室で授業をしている学校もあります。そこで一生懸命勉強する児童・生徒たちは、楽しみにしている昼食の時間に、継続してお米のご飯が食べられること、美味しい野菜ジュースが飲めることを喜んでくれました。
今後は保護者からの給食費を徴収できる見込みとなったため、南相馬市への給食支援は7月22日で終了しましたが、2学期は8月25日から9月24日までの期間に給食車輌の貸し出しをする予定です。また、今後も福島県の被災者への日用品配付などを引き続き行ってまいります。
(難民を助ける会 東京事務局 高城大吾)
認定NPO法人 難民を助ける会
1979年、インドシナ難民を支援するために、政治・思想・宗教に偏らない市民団体として日本で設立された国際NGOです。
2011年3月11日に発生した東日本大震災を受けて、地震発生当日より活動を開始。宮城県仙台市と岩手県盛岡市に事務所を構え、緊急・復興支援を行っています。
活動にあたっては、特に支援から取り残されがちな障害者や高齢者、在宅避難者、離島の住民などを重点的に支援しています。食料や家電などの物資の配布、炊き出し、医師と看護師による巡回診療など、多面的な活動を続けています。
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