日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)は2011年8月22日、お盆期間中(8月12日~21日)の利用実績を発表した。両社ともに、国内線・国際線の両方で過去最高の利用率となった。お盆向けの割引運賃を新たに設定したことが奏功したほか、円高も追い風となった。
JALは経営再建にともなう不採算路線の削減で、利用者数は国内線が前年比10.9%減の112万9000人、国際線が22.5%減の25万6000人だったが、提供座席数も減らしたため、利用率は国内線が82.1%(10年は68.1%)、国際線が90.8%(同89.2%)と大幅に改善した。
ANAは、国内線の利用者数が5.6%増加の154万6000人、国際線が17.1%増の19万9000人。利用率は国内線が79.0%(10年は71.4%)、国際線が90.1%(同88.2%)だった。