「シエスタ休暇はイメージ悪い」 岐阜県労組「名前変えて」と要望

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岐阜県「昼寝が前提ではない」

「シエスタとはもともと、ご飯を食べた後に、15~20分のあいだソファにそのまま横になって目をつむって休むことを意味しました。食べたものの消化も進みますし、脳が目覚めますので、健康にはいいんですよ」

   一般には、横になって休む時間を含め、長い昼休みを取ることがシエスタと呼ばれているようだ。

   岐阜県の担当課でも、「昼寝が前提ではなく、長い昼休みということでネーミングしました。仕事に支障がないよう、タイミングを見て取ってもらっています」と理解を求める。県職連合の申し入れ内容は分かっているものの、シエスタ休暇の名称を使わない考えは今のところないという。

   これに対し、県職連合では、「シエスタそのものを否定しているわけではありません。あくまでも、仕事中に昼寝ができるヒマな職場という誤解を招いていると言っているだけです」(書記次長)と説明している。

   ちなみに、シエスタ休暇による節電効果についても、見方が分かれているようだ。

   県の担当課では、「休暇中に電気を使わないよう公共の場所にいることなどを心がけてもらっており、時間帯を意識する効果があるはず」と言う。その一方、県職連合の書記次長は、「職場のパソコン1台を使わなくなるだけ。明かりや冷房も変わらないので、それほど大きな効果がないのでは」と疑問視している。

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