サントリー「東海」表記で謝罪 焼酎紹介サイトで「日本海」と併記

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   サントリーが販売している韓国焼酎「鏡月グリーン」をめぐり、ネット上で波紋が広がっている。商品紹介のページに、日本海の名称として韓国や北朝鮮が主張する「東海」という表現が使われ、これを批判する声が続出しているのだ。サントリーは「広告上の表現で、地名に対する見解を表明するものではない」と釈明。批判を受けてページを削除した。

   「鏡月グリーン」は日本では1996年に発売され、韓国の名水地方「雪岳山」(ソラクサン)の天然水を使用。すっきりした飲み心地が日本国内でも人気だ。

日本海より先に「東海」を表記

削除された「鏡月グリーン」のページ。「日本海」よりも先に「東海」と書かれている
削除された「鏡月グリーン」のページ。「日本海」よりも先に「東海」と書かれている

   波紋を広げているのは、「『鏡月グリーン』ネーミングのひみつ」と題したコーナー。単に名前の由来を紹介するだけだが、その文章が、

「『鏡月』というその名前は韓国/東海(日本海)に隣接した湖『鏡浦湖』(キョンポホ)の ほとりにある古い楼閣「鏡浦台」(キョンポデ)で、恋人と酒を酌み交わしながら、そこから見える5つの月を愛でた詩に由来しています」

と、韓国側が主張する名称「東海」(トンヘ)を「日本海」と併記しているのみならず、日本海より先に「東海」を表記。国際的にも「日本海」という名称が通用していることから、ネット上では

「売国奴」
「サントリーさようなら」

などと批判が相次いだ。

サイトリニューアルの際「東海」の表現が混入

   サントリーホールディングスの広報部によると、4月にブランドサイトをリニューアルした際に、この「東海」の表現が混入したが、その経緯については明らかにしなかった。サイトは約4か月にわたって公開されていたが、批判を受けて、8月19日午前に削除された。その上で、サイト上に

「製品のネーミング由来を紹介する文章中にございました地名表記につきましては、あくまで、商品を紹介するための広告上の表現で、地名に関する見解を表明するものではありませんでした。お客様にご不快な思いをおかけしましたことに対して、深くお詫びいたします」

とする謝罪文を掲載した。

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