放射能汚泥どこへいく 福島原発「跡地周辺」が最終処分場?

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高濃度放射能の汚染廃棄物も蓄積中

   浄水場などの汚泥だけではない。福島県では小中学校や幼稚園、保育所などの校庭などの汚染された土を除去する作業が進んでいる。汚染土の除去により、ある小学校では校庭の放射線量が毎時3マイクロシーベルトから0.3マイクロシーベルトに10分の1に下がるなど、成果ははっきり出ている。

   ここでも問題は汚染された土。全県で出る土は18万立方メートルに達する見込みで、この処理のめども立たず、校庭の片隅に深さ2~3メートルの穴を掘って埋めたままというところが多く、最終的のどう処分するかは決まっていない。

   これに加え、福島第1原発では、高濃度放射能に汚染されたガレキ、ごみなどに加え、汚染水の浄化の本格化に伴い、高濃度の汚泥などが今後、一段と増える。例えば、米キュリオン社製の放射性セシウム除去装置ではセシウムを吸い込んだ吸着剤がドンドンたまる。仏アレバ社の除染装置では沈殿させた高濃度放射能で汚染された汚泥が発生し、最終的には2000立方メートルにもなる見込みとされる。これらの高濃度廃棄物の処理は、法律的には明確な定めがなく、「工程表」でも「処理の研究」と書かれているだけだ。

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