「ソーシャルメディア離れ」の始まり 個人情報漏れ不安、「内容つまらない」

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ツイッターを「出会い系」代わりに悪用

   ガートナーの調査は、回答者の33%がソーシャルメディア上でのプライバシー問題に懸念を示していると指摘した。個人情報の管理ではFBが2010年に、公開範囲の設定方法や漏えいの恐れについて批判を浴びた経緯もあり、今も利用者の間で不安が拭いきれていないようだ。

   ツイッターでは別の面で、個人情報に関する騒動が頻発している。日本国内では、著名人のプライベートな情報を投稿するケースが問題となった。最近ではサッカー女子日本代表の熊谷紗希選手が宴席で発言した内容を、同席していた男子大学生がツイッターで「実況中継」。チームの監督を批判するような内容まで書かれたため、熊谷選手が「批判は事実でない」と釈明、謝罪する事態となった。ほかにもホテルのアルバイト従業員が、Jリーガーとモデルを実名で記載し「2人で泊まるらしい」と投稿、ホテル側が謝罪に追い込まれる騒ぎも起きた。

   ネット掲示板には、ツイッターを利用するうちに「出会い系」代わりに悪用されて相手から迷惑なメッセージを送りつけられたと怒る人や、思想や主張の押し付けや自慢話ばかりでウンザリした、という意見も見られた。FBでは、「友だち」となったユーザーが書き込む、自分にとって興味のない投稿内容を延々と読まされることが増え、次第にアクセスしなくなる場合もあるようだ。

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