18万ベクレルの高濃度汚泥なぜ? 原発から100キロの会津若松で

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   福島地裁は8月16日、地裁会津若松支部(会津若松市追手町)の側溝の汚泥から1キロ当たり約18万6000ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。政府がコンクリートなどで遮蔽して保管する目安とした10万ベクレルを超える高濃度。地裁では福島県内にあるほかの施設の側溝も調査するかどうか、国などと協議することにしている。

   地裁によると、側溝施設の洗浄作業にあたった業者が11日、検査機関を通じて放射線量を測って検出された。汚泥処理の目安となる8000ベクレルを超えているため、汚泥はそのまま現場で保管された状態になっている。地裁は放射線量の高かった一帯を立ち入り禁止にした。この汚泥があった敷地東側の側溝の空間放射線量は毎時0.24マイクロシーベルトだった。

   地裁支部は、東京電力福島第1原発から100キロも離れている。なぜ、これほど高濃度に汚染されたのか。たまたま公共施設だったので手厚い検査の結果、見つかった、ということなのか。濃縮のメカニズムの解明と検査地点の拡充が今後議論になる。

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