需要ピークは夏休み明け23日か 東電、関電など電力各社が厳戒

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猛暑の疲労が蓄積する23、24日にエアコン使用増える

   一方、関西電力は14日、出力40万キロワットの火力発電所のトラブルで供給力が低下した。関電は「週間でんき予報」で、1週間の予報をまとめ て発表しているが、17、18日の使用率を「95%以上97%以下」の「厳しい需給状況」と予想した。関電が週間でんき予報で、95%以上を予測するのは初めて。17、18日は盆明け後で一部の工場などの操業が再開し、気温も35度に上昇することが理由という。

   しかし、電力業界が最も需要が高まると警戒するのは、大多数の企業の夏休みが終わり、通常業務に復する22日の週だという。気温にもよるが、仮にこの週が猛暑となった場合、初日の22日よりも、猛暑の疲労が蓄積する23日、24日が一般家庭、オフィスともエアコン使用が増えるとみられ、 需要が高まる可能性がある。自動車メーカーが木、金曜日を休日としたため、25日以降は需要が下がるとみられる。果たして、予備率が大幅に3%を切るような電力需給の逼迫が起きるのか、気温の上昇、節電効果とともに行方が注目される。

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