北海道長万部町のキャラクター「まんべくん」が2011年8月14日、ツイッターで「日本の犠牲者三百十万人。日本がアジア諸国民に与えた被害者数二千万人」「どう見ても日本の侵略戦争が全てのはじまりです」などと発言した問題で、長万部町の白井捷一町長は8月16日、町観光協会のブログでまんべくんのツイッターを「中止」することを表明した。
まんべくんのツイッターは、町から使用許諾を受けた札幌市の企業がボランティアで運営しており、すでに町では15日、思想に関わることをつぶやかないよう、担当の男性に注意していた。
「まんべくんツイッターは中止となります」
白井町長は16日のコメントの中で、
「このたびの『まんべくん』の戦争についてのツイッター発言については、皆様に大変ご心配ご迷惑をおかけいたしましたことを、お詫び申し上げます」
と陳謝した上で、あくまで問題となった発言は町の公式発言ではなく、運営会社によるコメントであるとした。
今回の問題に対して白井町長は、運営会社への「まんべくん」の使用許諾権を「禁止」するとし、「まんべくんツイッターは中止となります」と述べた。少なくともこれまでのような形でのまんべくんの発言は、もう見ることはできないようだ。
まんべくんの現時点で最後の発言は、16日午前中の「(V)(๑◉∀◉๑)(V)規制解除きたーッ!」というもの。16日午後7時現在、長万部町ホームページやまんべくん公式ページなどはつながりにくい状況が続いている。