野田財務相「考え方は基本的に変わりありません」
野田氏は、8月15日の閣議後会見で、この質問主意書について問われ、
「私の質問主意書でありますので、考え方は基本的に変わりありません。(いわゆるA級戦犯の)法的な立場を確認する質問主意書を提出したことがあります」
と、現時点でも「A級戦犯は戦争犯罪人ではない」という立場であることを明かした。
野田氏の発言をめぐっては、韓国メディアが「日本の次期首相候補」の発言として、早速批判を展開している。例えば朝鮮日報は、「極右・軍国主義的歴史観を示した」と報じているほか、中央日報も、「妄言を繰り返した」となじった。 東亜日報も、「6年前の妄言を繰り返した」とした上で、
「09年8月の政権獲得後、靖国神社参拝を反対する民主党政権の立場に反するものだ」
野田氏が鳩山氏、菅氏とは違った考えを持っていることに警戒感を示した。
なお、野田氏は、自身が首相になった際に靖国神社を参拝する可能性については、「仮定の質問」だとして態度を明らかにしていない。