福島県南相馬市は2011年8月13日、市民899人の内部被曝検査の結果について発表し、60代の男性一人から、今後50年間の積算被曝線量に換算して1.02ミリシーベルトの放射性セシウムが検出されたことを明らかにした。男性は福島第一原発の事故が起きた3月12日、水の確保のため長時間山中で活動していた。
検査は7月11日から小中学生330人と、特定避難勧奨地域に住む成人569人を対象に行われ、ほとんどの市民は0.5ミリシーベルト未満だったという。
一般人の1年間の線量限度は1ミリシーベルトとされている。