「少女時代」統一教会イベントに出演 韓国では何の問題にならない理由

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あくまで「営業」で歌い、踊る

   なぜ少女時代が統一教会のイベントに出演したのか。統一教会について取材してきたジャーナリストで参院議員の有田芳生氏は8月10日のブログで、「日本では霊感商法の統一協会イメージだが、韓国では『財団』として世間が認知しているから、警戒心も起こらないのだろう」と説明している。翌11日の投稿では、教祖の義母「大母様」の息子が芸能プロダクションを営んでいるとし、「この会社が『少女時代』を招いたそうだ。日韓を行き来する信者の桜田淳子さんとは違い、『少女時代』はあくまでも『営業』で歌い、踊ったのである」としている。

   毎年開催されているこのイベントに出演した韓国の有名アーティストは少女時代だけではない。イベントの公式サイトを見ると、過去には、2011年に日本に上陸した女性グループ「Brown Eyed Girls」、「野獣系アイドル」として知られる「2PM」の兄弟グループで、12年の日本上陸が予定されている「2AM」といった人気アーティストが数多く出演しており、多くの大手事務所からアーティストが参加していることが分かる。中には、日本でも人気の「KARA」と同じ事務所に所属するアーティストもいた。

   有田氏は12日の更新で、「たしかに日本と韓国では統一教会の社会的位置付けが異なり、国民意識(拒否感)も大きな違いがある。しかし日本の信者たちにとっては、それだけ有名なグループが『共感してくれている』といった宣伝にもなっていることを軽視してはならない」とも指摘している。

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