原発事故による放射線への不安などから、夏休み中に福島県から県外へ転校する公立小中学校の児童・生徒が1081人もいることが8月8日、福島県教委のまとめで分かった。
夏休み入り(7月15日)以降の県外転校予定者の内訳は、小学生が918人、中学生163人。約4分の3が放射線への不安を挙げた。県内で転校する児童・生徒も755人いる。
原発事故から夏休みまでの間に、既に7672人が県外へ転校しており、これらをあわせると計8753人(小学生6628人、中学生2125人)。福島県内の全小中学生17万6653人(5月1日現在)の約5%が減った計算になる。
夏休み中に県外転校を予定している県立高校生は49人。