野田財務相が「政権構想」 菅降ろし、まだまだ「迫力不足」の声

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「出馬の意向」「出馬に意欲」どっちなんだ

   馬淵澄夫・前国土交通相と小沢鋭仁・元環境相の2人の代表選へのスタンスをめぐっても、「迫力不足」を指摘する声があがりそうだ。「(2人とも)出馬を表明した」と伝えるメディアもある一方、「(2人とも)出馬へ意欲を示している」とする社もあり、中には「馬淵氏は意向を示し(略)、小沢鋭氏は意欲を示している」と書き分けているところもある。

   小沢鋭氏は7月末、自身を中心とする党内グループとして「政権構想」を発表してもいる。それでも、マスコミ各社の表現にいまだにばらつきが出るのは、それだけ馬淵、小沢鋭両氏の代表選をめぐるこれまでの言い回しが、解釈に幅ができてしまうあいまいさを含んだ内容だということの証左でもある。

   代表選をめぐってはほかに、樽床伸二・元国対委員長が出馬に意欲的とされるほか、鹿野道彦・農林水産相を推す動きもある。前原誠司・前外相や海江田万里・経済産業相の出馬も取りざたされている。

   小沢元代表は、次期代表選で、「菅降ろし」に最も汗をかいた候補に肩入れするつもりではないか、ともささやかれている。ポスト菅候補らが今後、代表選の前提となる「菅退陣」を自身で引き寄せる動きを見せることはあるのだろうか。

   一方、菅首相は週刊朝日の最新号の単独インタビューに登場し、「どうにか原子力行政の抜本改革の道筋はつけたい」などの考えを表明している。菅首相のインタビュー内容を受けて記事にした産経新聞(8月8日ネット版)は、「首相の地位に恋々とした心情を吐露」「『退陣3条件』がクリアされても、なお居座りを決め込む公算が大きい」と指摘している。

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