ボブ・サップが韓国で催眠術師になっていた 「ザ・ビースト」はいま「脳」に興味

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   ボブ・サップさん(37)が韓国で、催眠術師になっているのだという。テレビにも出演し、韓国では知らない人がいないほどの人気ぶりだと、日本のテレビ番組が紹介した。

   サップさんといえば2002年に日本の格闘技界に彗星のごとく登場。2メートルの身長と155キロという巨漢、規格外のパワーで対戦相手をノックアウトして人気が急上昇。多くのバラエティー番組やCMにも起用され、一時期は「日本で一番多忙なタレント」だと騒がれた。03年大晦日に行われた元横綱の曙太郎さんとの対戦はTBS系で生中継され、裏番組のNHK「紅白歌合戦」を民放が史上初めて瞬間最高視聴率で上回った、と話題になった。

「ブラマヨ」吉田がいきなり「ワン!」

   サップさんが韓国で催眠術師として大ブレイクしている、と報じたのは11年8月5日に日本テレビ系で放送した「ザ・追跡スクープ劇場」。韓国の有名番組「スターキング」に登場し催眠術を披露する様子や、街頭インタビューなどから、「韓国の殆どの人が知っている有名人」などと紹介した。

   そしてサップさんは、この日の「ザ・追跡スクープ劇場」に登場。お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の吉田敬さんに催眠術を掛けた。実際に掛かってしまったのかどうかは分からないが、吉田さんは突然「ワン!」などと犬のような声を出し、

「落ち着いていくような、感じは、ありましたね」

などと感想を述べた。

   それにしてもなぜ催眠術師の道を選んだのだろうか。番組でサップさんは、動物行動学を学んでいるうちに興味の幅が広がり、人間の脳についても勉強するようになった。

「そしていつの間にか催眠術に行き着いたんです」

などと説明した。

   実はサップさん、かなりのインテリで、もともとは医者になりたかった。卒業したワシントン大学にはアメリカンフットボールの奨学生として進学したため、プロフットボール選手と医師の両立は困難と断念するも、薬学と社会学を専攻。毎日フットボールの練習を6~8時間行う一方、夏休みや冬休みは休まず勉強に励んだ。その結果、3年で卒業することができたのだそうだ。

   卒業後はプロ選手になるものの怪我が続いたため無念の引退。02年に日本デビューするまで医療保険会社で働いていたこともあるという。

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