事故相次ぎ、「文化祭」でもルール設置
キャンパス内での飲酒については、国際基督教大や青山学院大など以前から禁止している大学もあるが、最近、各校でルール作りの動きが活発化している。一橋大学では09年1月から「飲酒に関する基本原則」を制定、キャンパス内では原則飲酒を禁止にした。また、京都精華大でも学内飲酒を禁止、11年前期からは必修科目として飲酒に関する教育を行っている。佐賀大学でも11年1月からコンパの届け出を義務付けた。この3大学はそれぞれ、生徒の急性アルコール中毒による死亡事故があり、規制が決まったという。
秋ごろから各大学で開催される文化祭ではさらにその傾向が強まりそうだ。禁酒や時間制限などのルールを設ける大学が年々増えている。
ネット上では「酒が飲めない大学祭なんて、潔く止めちまえ」「他大学の規制に横並びすることない」「いちいち大学が実行委員とか出すの?本当ガキ扱いだなw」などと批判的な意見も目立つが、「一気飲みとゲロとゲロ掃除の大学祭」「マナーが良くないからだろ。自分達で首を絞めといてよく言うわ」など、ルール化支持派の意見も多い。
賛否両論はあるが、大学生の飲酒マナーに対し、大半の大学が危機意識を持って取り組み始めたことは確かなようだ。