米紙も「異例の涙」報じる
また、ポータルサイト「ヤフー」の「みんなの政治」コーナーで海江田氏の欄を見ると、「泣きたいのは国民です」とする批判的な「評価」が支持を集める一方で、菅首相に振り回されて可哀想だという「評価」もある。
「カウンセリングルームMeg」の心理カウンセラー和田恵さんに、海江田氏の涙について聞いてみた。和田さんは、「表現しきれないもの、言いたくても言えないことが涙となって出てきたのでしょう」と話した。
さらに、「大人でも男でも女でも、泣いてはいけないということはありません」として、日本では「涙」に対し厳しい見方が強いが、もっとおおらかに受け止めても良いのでは、と指摘した。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は8月1日、海江田氏の涙に焦点を当てた記事を配信した。日本では普通、公的な立場の人物は、絶望している状況でも深いおじぎで公の場を乗り切るものだ、と「涙」の異例ぶりを紹介し、海江田氏が「ブレイクダウン」したと報じた。