スマホ「夏の陣」に異状アリ アイフォーン4ついに「王座陥落」

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アンドロイドは「群雄割拠」が続くと予測

   NTTドコモ広報に聞くと、ギャラクシーS2もエクスペリア・アクロも、予約段階で特に申し込みが多かったようだ。いずれも「当社の主力製品と位置付けています」と話す。

   BCNのアナリスト、森英二氏は、2つの機種とも携帯電話の総契約者数が国内最多のドコモから出ている点や、過去のモデルも人気だったため発売前からブランドの認知が進んでいたことが、滑り出し好調の原因ではないかと考える。だが最近は、NECカシオやシャープ、富士通東芝モバイルなどアンドロイドのスマートフォンを開発するメーカーが増えており、当面は同じアンドロイドを積むモデル間で「群雄割拠状態となる」と森氏は予測する。さらにKDDIが「ウィンドウズフォン」の投入を発表したことも、競争に拍車をかけそうだ。

   一方のアイフォーンは、次期モデルの発売が2011年9月になるとのうわさがささやかれているものの、公式な発表は一切出ていない。例年であれば、アップルの開発者向けイベントが開かれる6月に合わせて新モデルが披露されたのだが、今年は見送られた。「アイフォーン4」が出てから既に1年以上が経過し、その間にライバル機種が続々と登場したが、11か月連続で販売台数トップだったこと自体が驚異的ともいえる。森氏は、「アイフォーンのブランド力は強力であり、国内で『アイフォーン5』が発売されれば一気に販売台数トップに立つでしょう」と話す。

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