BSでも韓流ドラマが多い
もっとも、韓流コンテンツの「急増」に批判的な意見をネット上で表明する人たちが気にしているのは、フジテレビ系の韓流ドラマのことだけではなさそうだ。同局系の音楽番組やバラエティ番組でK-POPグループや韓流スターらが度々紹介されることを指摘する声もある。
また、フジテレビだけでなく、他局やBS各局の韓流ドラマ放送を含めて「洗脳だ」などと懸念を表明する人もいる。BSでも韓流ドラマが多いという印象をもっている人は少なくない。
BSといえば、民放で通販番組が多すぎるとの批判を受け、10月からは、報道や通販などの番組編成の時間配分(7~9月分)を公表しなければならなくなった。業界内では、韓流ドラマの主な視聴層とされる年配の女性は、通販番組の利用率も高く、両番組の「相性」は良いとみられている。
新BS局については総務省が通販番組などを30%以内に抑えるよう求めており、既存BS局も自主的に「30%以内」を目標として削減する取り組みを始めている。BSの通販番組減少が、「相性の良い」BSの韓流ドラマ、さらには地上波の韓流ドラマの増減にどう影響するかは未知数だ。