低身長者集めた中国のテーマパーク 「立派な雇用創出」「見世物小屋」など賛否両論

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   身長130センチ以下の人ばかりを集めたテーマパークが中国に存在する。その名も「小矮人王国」。

   中国雲南省昆明市にあるこのテーマパークでは、彼らの身長に合わせたミニチュアの建造物の中、100人以上の従業員が「国王」「戦士」「妖精」などに扮して来場者を楽しませている。

人権団体は「人間動物園」と批判

   ステージ上で行われる踊り、歌、手品といったパフォーマンスも盛んだ。動画サイトなどで公開されているテーマパークの様子を映した動画を見ると、多くの来場客が興味深く楽しんでいるのが分かる。

   入場料は120元(約1500円)。このテーマパークが2009年9月にオープンすると、欧米の人権団体などからは「まるで動物園だ」「不道徳」などの批判が集まった。

   日本でもネットで話題となり、「倫理的にどうなのか」「立派な雇用創出」「彼らが望んで働いているならテーマパークには問題はない。けれど、成長障害を持ったひとたちを見てなぜ笑えるのだろう」と賛否両論だった。

   欧米のサーカスではかつて、低身長症の人たちを含め、肉体的に奇形を持つ人たちを見世物にした「フリーク・ショー」が行われていたとされているが、現在ではこのようなテーマパークの存在は考えにくい。日本でも過去には、「小人プロレス」と呼ばれた「ミゼットプロレス」が行われ、人権団体などの批判を受けていた。

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