メンバーが倒れても踊り続ける 「SKE48」のダンスレッスンは鬼畜?

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   アイドルユニット「AKB48」の姉妹グループで、名古屋を拠点にする「SKE48」のダンスレッスンの風景が、「鬼畜すぎる」とファンから騒がれている。

   注目されているのは、SKE48の新シングル「パレオはエメラルド」に付属した特典映像のうちの1つ。メンバーの松井玲奈さんの苦労を描いたドキュメンタリー「松井玲奈の軌跡」だ。

「連日の激しい練習で体力も限界」のテロップ

   映像の中、センターポジションでダンスのレッスンに取り組む松井玲奈さんには、コーチから厳しい叱責が飛ぶ。松井さんは涙を流し、腰を屈めるダンスの場面で倒れ込んでしまう。

   それでもダンスの練習は止まらず、まわりのメンバーは踊り続ける。倒れてうつ伏せになった松井さんからは嗚咽まじりの泣き声が聞こえ、腰を痛そうに押さえているのが分かる。動画には「連日の激しい練習で体力も限界」というテロップが出る。

   映像をみたファンからは、「これはやりすぎ」「誰もダンス止めないなんて、仲悪いのかな」「女の子にこれはきつい」「完全にパワハラだよ。『プロだから厳しい』とか『スパルタ』とか言って美化するなよ」など、心配や怒りの声があがっている。

   松井さんは2011年6月の「AKB選抜総選挙」で10位(前年位)にランクインし、14位だった松井珠理奈さんとともにSKEの中では人気トップのメンバーだ。

   しかし、これまで腰痛を理由に公演の一部を休んでいたことがあったため、以前から一部のファンの間では「レッスンが厳しすぎるのでは」「腰に爆弾がある」などと心配されていた。映像をみたファンからは厳しいコーチに対する批判まで出ている。

「演出だろ?」「騒ぐほどでもない」

   AKB48やSKE48にはこれまでケガや故障で公演を休んだメンバーが何人もいる。たとえばAKB元メンバーの奥真奈美さんが09年4月にオスグッド・シュラッター病にかかり休演したなど。最近ではAKBチームKの藤江れいなさんが、公演中にほかのメンバーのマイクが顔面に当たり、まぶたに全治1か月のケガを負った。

   これらが必ずしも厳しいレッスンによるものではないだろうが、ファンは故障がさらに悪化するのが心配なのだろう。

   一方で、レッスンがケガや故障につながるほど厳しいのなら、それをわざわざCDの特典映像で公開するわけがない、という声もあり、「ドキュメンタリー作るうえでの演出だろう」「これぐらいの練習で騒ぐな」「社会に出たらもっと厳しい。金を稼ぐとはそういうことだ」といった意見もある。

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