あげたいけど「菅首相から授与では可哀想」
もっとも、基本的には「政治利用とか文句いってないで、素直に(国民栄誉賞を)あげようよ」といった調子のつぶやき・書き込みも多い。菅政権の「政権浮揚狙い」が気になる向きに対しては、「大丈夫だ。少々のことをしたって支持率あがりっこないから」と、安心して「なでしこへ授与」を喜ぶよう呼びかける人もいる。
それでも、「菅直人(首相)から国民栄誉賞貰うなんて不名誉極まりない」といった意見も根強い。「なでしこ」へ国民栄誉賞を出すのは良いとして、菅首相からもらったのでは「(なでしこが)可哀想」だとして、「早く首相交代を」ともとめるつぶやきもツイッターにあった。
7月25日の参院本会議で、菅首相の退陣3条件のひとつ、第2次補正予算が可決・成立した。民主党執行部や政権幹部(菅首相らごく一部を除く)は、残る2条件(特例公債法案、再生エネルギー法案)の成立を急ぎ、菅首相退陣へつなげたい考えだ。
「なでしこへの国民栄誉賞授与」については、急がずに次期政権にバトンタッチする手もある。もっとも、そんなことをしていると、いつの間か菅首相が「授与」を4件目の退陣条件にしてしまうかもしれない。