中国版新幹線ツアー見直し続々 ジャルパックやエイチ・アイ・エス

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事故車両の埋め立てがさらに不安を煽る

   中国では在来線を活用して高速鉄道の整備を急いできたが、2011年6月に高架の専用軌道で独自開発したとされる新型車両を導入。北京‐上海間を走る列車を「中国版新幹線」(CRH)と呼んでいる。

   そんな開通したばかりのCRHだが、7月10日に落雷を原因とするトラブルが発生。その後も送電系統の不具合が相次いだ。浙江省温州市で23日に起きた高速鉄道の衝突・脱線事故では、高架の復旧作業を終えると25日午前には列車の運行を開始。ところがその日の午後には、今度は列車に電力を供給する設備が事故を起こして緊急停止し、20本余りの列車に3時間余の遅れが出るなど混乱が続いている。

   そうした中で、脱線事故後の処理では原因も解明しないまま地面に穴を掘って埋めてしまう映像が国内でも流れるなど、中国の鉄道への安全性に対して不信感は募るばかり。

   ある大手旅行会社は、「事故よりも、あの(事故車両を埋める)映像のほうがよくない。不安感を煽ることになるし、結果的に中国全体へのイメージダウンになる」と心配する。

   日本政府観光局によると、日本人の中国への訪問者数は2010年、尖閣列島の問題があったものの、上海万博効果もあり、前年比12.5%増えて373万人になっていた。

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