沖縄県・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関連し、尖閣諸島の領有権を主張する中国の外務省が発表した「日本のいかなる司法手続きも不法で無効だ」とする見解について、松本剛明外相は2011年7月26日の会見で、「受け入れられない」と述べた。
漁船衝突事件をめぐっては、那覇検察審査会が7月21日、公務執行妨害などの容疑について2回目の「起訴議決」を行い、中国人船長の強制起訴が決まった。これを受け中国外務省は22日、「日本の司法手続きは無効」とする談話を発表した。船長はすでに帰国しており、裁判を開くのは難しい状勢だ。