円高倒産、前期の2割増 11年1~6月期

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   2011年1~6月期の円高を理由にした企業倒産は24件で、前年同期に比べて2割増となったことが、民間調査会社の帝国データバンクの調べでわかった。7月に入ってからも既に1件起きており、円高基調が続く中、今後も円高倒産が増える可能性がある。

   円高・ドル安は輸出企業にとっては国際競争力の低下につながる。輸入企業にとってはプラスに働くこともあるが、円安による収益の減少を防ぐために契約した為替デリバティブ取引による損失が倒産のきっかけになるケースもある。1~6月期のデリバティブ損失による倒産は11件(前年同期は9件)と、ほぼ半数(45.8%)を占めた。

   東京外国為替市場のドル円相場は7月26日午前10時すぎに、1ドル77円台に突入。11時時点で77円95~98銭で推移している。77円台は東日本大震災後の3月17日以来、約4か月ぶりの高値水準。

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