ノルウェーの首都オスロで現地時間2011年7月22日に起きた爆弾テロと近郊の島での銃乱射事件で、容疑者とみられる男は以前からインターネット上に1500ページにも及ぶ文書を公開し、今回の事件を予告するような内容が含まれていたことが7月25日までに分かった。
逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者が書いたとされる文書は、「2083年:欧州独立宣言」と題され、2002年から書き始めたようだ。この中でブレイビク容疑者は「反イスラム教」を掲げ、移民政策を推進するノルウェーの政権や与党を批判。09年からテロを計画し、「80日間かけて爆弾を製造した」といった記述もあるという。
今回の爆弾テロと銃乱射で、これまでの死者は94人に達している。