東京電力は2011年7月22日、福島第1原子力発電所で同日早朝に電源トラブルが発生し、3号機の使用済み核燃料貯蔵プールの冷却装置や汚染水浄化システムが一時ストップしたことを明らかにした。配電盤のブレーカーが落ちたのが原因で、ブレーカーが故障した可能性もあるという。原子炉への注水は、別の電源を使って継続している。
汚染水浄化システムは、前日の21日にも外部電源の切り替え工事で水位計の電源を落とした際、運転が止まってしまったという。稼働開始以来トラブルが相次いでおり、19日までの1週間の稼働率が53%と目標を大幅に下回ったことを東電が発表したばかりだ。