福島第1原子力発電所にたまった汚染水の浄化システムについて、東京電力は2011年7月20日、稼働率が19日までの1週間で53%にとどまったことを明らかにした。7月の稼働目標は、当初の80%から70%に引き下げられていたが、その数字も大きく下回る結果となった。
浄化システムは6月17日の稼働開始以降、トラブルが頻発してこれまでもたびたびストップしている。今回、稼働率が大きく下がった原因は現時点で判明していないが、仏アレバ社製の処理装置で配管から水漏れが発生し、一時停止したことも影響したとみられる。