菅首相に「サプライズ訪朝」説 窮地抜け出す「一発逆転劇」あるか

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1月には前原氏にも「電撃訪朝」説

   実は、歴代の内閣では、しばしば「電撃訪朝」が取りざたされている。例えば、週刊朝日の08年1月18日号には

「福田サプライズ訪朝で拉致問題の行方は?」

という見出しの記事が掲載されているし、菅内閣についても、11年初めに似たような話が出ている。前原誠司外相(当時)が1月4日の年初の会見で、中断が続いている日朝交渉の再開に前向きな発言をしたところ、朝鮮中央通信が1月8日、

「時代の流れと国家間の関係発展に合致する」

と称賛。このことから、

   「北朝鮮が称賛する前原外相 拉致被害者奪還、3月訪朝説」(週刊朝日、1月28日号)

   「『電撃訪朝&めぐみさん奪還』を前原外相に吹き込んだミスターX」(週刊新潮、1月27日号)

などと憶測が広がった。

   過去の日朝首脳会談は、02年9月と04年5月に、小泉純一郎首相(当時)が行ったのみ。いずれも、会談が政権の浮揚につながったという経緯があるだけに、辺さんは

「追い込まれて、窮地を抜け出すための『一発逆転劇』として、訪朝に関する情報が流れてくることはあります。いわば『北朝鮮病』というか、毎年恒例の『夏の怪談』のようなものです」

と分析している。

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