ドイツ・フランクフルトで2011年7月17日(日本時間18日)に行われたサッカー女子ワールドカップ(W杯)の決勝は、日本がPK戦の末に米国を破り、初優勝を飾った。
先制したのは米国。後半24分、モーガン選手が左足でゴール。これに対して日本は後半36分、ゴール前で米ディフェンダーのクリアボールがこぼれたところを宮間あや選手が押し込んで同点に追いつく。延長戦にもつれ込むと延長前半14分、米国のワンバック選手がヘディングで勝ち越し。日本は試合終了間際の延長後半12分、沢穂希選手が右足で鮮やかな同点弾を決め、試合は2-2のままホイッスル。PK戦となった。
キーパーの海堀が大活躍
PK戦ではキーパーの海堀あゆみ選手が大活躍。1人目のシュートをスーパーセーブすると、2人目失敗の後3人目のゴールも止めた。これに対して日本は1人目の宮間選手、3人目の阪口夢穂選手が決める。米4人目ワンバック選手がようやく1本返したものの、日本4人目の熊谷紗希選手が落ち着いてゴールし、3-1のスコアでPK戦を制したなでしこジャパンが、W杯初の戴冠となった。
大会通算5得点を挙げた沢選手が得点王となり、また大会の最優秀選手(MVP)にも選ばれた。