「ウィンドウズ8」とXboxが合体する? マイクロソフト「仰天プラン」の真実味

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ハードウエアの処理能力「追いつかない」のでは

   もしウィンドウズにXbox360が搭載されれば、流れは一気にMSに傾きそうだ。MSの2011年7月11日の発表によると、現在主力OSの「ウィンドウズ7」はこれまでに世界中で4億本を売り上げた。これは世界中のPCで使われるOSの27.13%に当たるという。「ウィンドウズXP」や「ウィンドウズビスタ」を合わせれば、割合はさらにアップする。これらがすべてウィンドウズ8に切り替わるわけではないだろうが、億単位で売れるOSすべてにXbox360が組み入れられると、利用者のすそ野が拡大する可能性はある。

   しかし現時点では不確定要素が多い。ウィンドウズ8の発売日は2012年にずれこむとの見方が複数出ているが、MSから正式な発表は出ていない。また技術的にも、ウィンドウズ8を搭載したPCでXbox360のゲームを動かすにはまだハードウエアの処理能力が追いつかないのではないか、との指摘がある。

   スマートフォン人気の高まりや、米アップルのタブレット型端末「iPad」の出現でPCの出荷台数が伸び悩み、OSで圧倒的な地位を築いていたMSも近年は陰りが出てきた。肝心のスマートフォン市場やタブレットPCでは、アップルに加えて米グーグルのOS「アンドロイド」の後塵を拝している。ウィンドウズとXboxを合体させるという「離れ業」で、ゲーム分野だけでなく各種端末のOSでもMS独占時代の再来を実現するには、乗り越えなければならない壁は高そうだ。

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