「世界が広がった」「もっと定着して皆が自由に」
同書が一般の書店に並び、さらにはファッションサイトでも取り上げられたことで、多くの人の目に止まった。編集部には「世界が広がった」「自分も自信を持って「BOI」として生きていこうと思った」などの反響が届いていて、出版社としてはある意味「冒険」の企画だったが、「出して良かった」と改めて感じているという。ツイッターでも、「こういうのもっと出して欲しい!!!」という声のほか、「ジェンダーフリーな世の中、イイネ!」など、性別を超えて自己表現することに肯定的な意見が多く見られた。
カイザー雪さんは、「日本では『BOI』を含むセクシャルマイノリティーの文化は一般的にはほとんど浸透していない。この本によって、多くの人に受け入れられるきっかけになれば」と話している。