「満員電車はハイヒール禁止にして」 千原ジュニア「踏まれ骨折」でネット沸騰

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   お笑いコンビ「千原兄弟」の千原ジュニアさんが駅でハイヒールの女性に足を踏まれ、左足小指を骨折した。踏まれた経験がある人は少なくないようで、このニュースを機にインターネットでは、「満員電車でハイヒール禁止にして」といった意見も飛び交っている。

   ジュニアさんが骨折したのは2011年7月13日。新大阪駅構内で「バックしてきた」女性に踏まれ、救急車で病院に運ばれた。その時は草履を履いていた。14日昼放送の「笑っていいとも!」(フジテレビ系)に松葉杖姿で登場し、当日の状況を説明した。

「靴に穴」の恐怖体験

「骨折」受け、ハイヒールが話題に。
「骨折」受け、ハイヒールが話題に。

   「ハイヒール怖っ!!」「ハイヒールこわいよこわいよ」――ジュニアさんの骨折話が伝わると、ネットのツイッターなどでは「ハイヒールで足を踏まれる」話題が盛り上がりをみせた。

   過去にバスの中でハイヒールに踏まれ、靴に穴があいてヒヤリとした体験や、比較的丈夫な運動靴の上から踏まれたが痛かったという思い出を語る人もいた。

   中には、「ハイヒール女性」について、「他人を踏んでもたいてい謝らない」といったつぶやきもある。

   一緒にいたハイヒール女性が知らない男性の足を踏んだのに謝らなかったので、後でその女性に話を聞いたところ、「踏まれるような位置にいるからいけないんじゃない」と開き直った、という書き込みもあった。

   こうした話を受け、「ヒール女怖い」「嫌い」といった反応が相次いでいる。中には、「満員電車でハイヒール禁止にしてほしいよ」と訴える人もいる。まれに「(踏まれるのが)うらやましい」と、妙な性癖をうかがわすかのような書き込みをする人もいる。

   それにしても、ジュニアさんのように、駅や電車内でハイヒールに踏まれて救急車で運ばれる人は、結構いるのだろうか。JR各社や消防庁、大阪市消防局にきいてみたが、そうした統計はないし、各担当者も概ね「個人的には似たケースは聞いたことがないが、珍しいのかどうかは分からない」といった反応だった。

ハイヒール上手に履きこなせない女性多い

   にわかにハイヒールをはいた女性への視線が厳しくなりかねない状勢だが、女性の側で気を付けた方がよいポイントはあるのだろうか。

   ハイヒールの正しい履き方などをまとめた「ハイヒール・マジック」の著書もあるマダム由美子さん(43)に、込んだ電車内でのハイヒールをはいた女性のマナーやコツを聞いた。普段は、「美しい立ち居振る舞い」やマナーの指導をしている。

   マダム由美子さんによると、ハイヒールを上手に履きこなせていない女性が、日本ではまだまだ多いという。

   「内股の方がかわいい、上品だ」というイメージをもっている女性も多いが、ハイヒールをはいたときには「内股はNG」。バランスが悪くなり、よろめきやすくなるからだ。理想的な立ち方は、左右のかかとは拳1個分あけ、つま先はまっすぐより5センチ程度外側に向ける。こうすると安定するし、足の筋肉を適度に緊張させ、「シェイプアップ効果」もあるそうだ。

   さらに、つり革など何かにつかまることができる位置に移動するのもマナーのうちだ。女性自身は大丈夫だと思っても、ハイヒールの女性は不安定そうに見えてしまうので、周りの人に不快な感じや不安を与えないためにも、つり革などにしっかりつかまることを心がけた方が良いと勧めている。

姉妹サイト