ハイヒール上手に履きこなせない女性多い
にわかにハイヒールをはいた女性への視線が厳しくなりかねない状勢だが、女性の側で気を付けた方がよいポイントはあるのだろうか。
ハイヒールの正しい履き方などをまとめた「ハイヒール・マジック」の著書もあるマダム由美子さん(43)に、込んだ電車内でのハイヒールをはいた女性のマナーやコツを聞いた。普段は、「美しい立ち居振る舞い」やマナーの指導をしている。
マダム由美子さんによると、ハイヒールを上手に履きこなせていない女性が、日本ではまだまだ多いという。
「内股の方がかわいい、上品だ」というイメージをもっている女性も多いが、ハイヒールをはいたときには「内股はNG」。バランスが悪くなり、よろめきやすくなるからだ。理想的な立ち方は、左右のかかとは拳1個分あけ、つま先はまっすぐより5センチ程度外側に向ける。こうすると安定するし、足の筋肉を適度に緊張させ、「シェイプアップ効果」もあるそうだ。
さらに、つり革など何かにつかまることができる位置に移動するのもマナーのうちだ。女性自身は大丈夫だと思っても、ハイヒールの女性は不安定そうに見えてしまうので、周りの人に不快な感じや不安を与えないためにも、つり革などにしっかりつかまることを心がけた方が良いと勧めている。