「福島へどうぞ」観光道路を無料開放 観光地の放射線量調査も

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   経済に復調の兆しが見える中、福島の観光は依然、厳しい。危険の代名詞になってしまった「フクシマ」に、再び首都圏から、日本各地から、世界中から観光に来てもらうには――。行政と環境業界、住民が知恵をしぼって動き出した。

   7月16日、福島県内の観光有料道路の磐梯吾妻スカイライン、磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークラインが無料開放される。夏休み期間だけでなく、秋の観光シーズンもずっと継続。積雪で閉鎖される11月15日まで続く。

   福島県が、観光客を増やすための特別対策事業として決めた。期間中、磐梯吾妻スカイラインの浄土平駐車場も無料となる。会津若松市の鶴ケ城など109の施設で割引などのサービスが受けられる特典付きのパンフレットも作成した。

   また、政府の原子力災害現地対策本部と福島県は14日、温泉地やレジャー施設など観光地で放射線量を調査することを決めた。15日から29日までの延べ10日間で、県全域の242地点を調査する。測定値を公表して、安全性を全国に発信することにしている。

   観光業者の話では、福島県内の主な観光地を訪れる人の数は、例年の1~5割に落ち込んでいるという。

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