ドラえもん、テディベア、映画館… 新千歳が「エンタメ空港」に変身

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   国内で3番目に多い利用客数を誇る新千歳空港のターミナルビルが2011年7月15日、リニューアルオープンする。これまでの空港は、単に乗客が「通過」する施設という位置づけだったが、今回のリニューアルでは、日本の空港としては初めて温泉施設や映画館がお目見えするほか、東アジアで人気の高いドラえもんのテーマパークも開設される。こうしたことで、海外からの集客にもつなげたい考えだ。

韓国、台湾など外国人観光客の目を意識

国内空港では初めて天然の温泉が楽しめるようになった
国内空港では初めて天然の温泉が楽しめるようになった

   09年に始まった増改築工事は、11年5月末には終わる予定だったが、東日本大震災の影響で資材の調達が難航。当初の予定から1か月半遅れでオープンにこぎ着けた。改装前は106だった店舗数は7月22日時点で61店増えて167店になり、11年12月の2次オープン時には約180店にまで増える。

   今回のリニューアルで掲げられているコンセプトのひとつは「エンターテインメント空港」。見たり、体験したりできる施設が増えていることが特徴だ。3つのシアターを備えた映画館「じゃがポックルシアター」、露天風呂が楽しめる「万葉の湯」といった、「滞在型」の施設が目白押しだ。それ以外にも、それ以外にも、「テディベア」で有名な独ぬいぐるみメーカーのシュタイフ社の施設も、ドイツ国外では初めて開設される。

   また、北海道を訪れる外国人観光客の8割が、韓国、台湾など東アジアからの観光客だ。東アジアでの「ドラえもん人気」にあやかって、テーマパーク「ドラえもん わくわくスカイパーク」が国際線と国内線の連絡通路に誕生。日本語が分からなくても見て楽しめる施設を多く設置するなど、外国人観光客の目を特に意識した。

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