吉野家広報「あくまで実験的にやっていること」
一体どういう考えなのか。吉野家広報担当者は「あくまで実験的にやっていることです」と語る。
店舗によっては、繁盛していたとしてもその後、近くに他社の競合店舗が出てきたりして客数が減ることがある。そうした店舗を潰すのではなく維持していくために、券売機を入れて人手を減らしても店舗を回せるか試しているのだという。
「お客様に満足していただくためにはある程度の店舗数も必要です。利益が出ないことにはお店も続けられませんから。ただ、券売機は現在のところ、まだ試しているという段階。お客様がたくさんいらっしゃる店舗には向かないと思いますし、お客様との接点を大事にする吉野家の『粋なサービス』という基本的な考え方も変わりませんので、これが今後他の店舗にどんどん普及していくとういうこともありません」
ちなみに、吉野家では「つゆだく」や「つゆぬき」といった特殊オーダーが存在する。券売機のある店舗では店員に食券を渡す際に伝えればいいのだそうだ。