日本銀行が2011年7月12日に発表した6月の企業物価指数(速報、2005年平均=100)は105.4となり、前年同月に比べて2.5%上昇した。上昇は9か月連続。
業種別でみると、石油・石炭製品が前年同月比16.6%の上昇。非鉄金属は9.7%上昇、鉄鋼は4.8%上昇した。一方、情報通信機器は6.5%下落、電子部品・デバイスは3.0%の下落となった。調査対象の855品目のうち、上昇したのは381品目、44.6%だった。
商品価格の世界的な高騰には一服感がみられるものの、なおくすぶっている。
企業物価指数は、企業が出荷や卸売りの段階で相互にやりとりする製品の価格水準を示す。