「帰国子女」+「読書好き」=1級合格
1級は語彙レベル1万5000~2万語とされ、内容も社会や経済、文化など社会人向けの幅広いテーマを扱っている。仮に問題文が日本語で書かれていたとしても、読むのが難しいと感じる小学生が多いだろう。
「小学生合格者は帰国子女がほとんどだと思います」と同協会担当者は話す。1級に合格した小学生を知る人たちはインターネット上で、帰国子女かつ「読書熱心」という特徴をそろって挙げていた。「英字新聞を普段から読んでいる」「読書好きで、千冊以上の洋書を読んでいた」「とにかく本の虫。最近では物理学の本とか原書で読んでいます」と、外国で培った英語力に並外れた読書量があわさって、合格を勝ち取った人が多いようだ。わからないことに対して強い興味を抱く子も多いらしく、英検1級を目指す英語スクールの子どもに「勉強っておもしろいの?」と尋ねると、「え、わからないことがわかるようになるっておもしろくない!?」という回答が返ってきたというエピソードが綴られていた。