夏の「ブラ」に変化 「肩ひもは、見せてもかまわない」

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   夏のファッションアイテムとして人気を集める「見せブラ(見せるブラジャー)」に、新たな変化が起きている。

   ギャル系ファッションを支持する女性たちから火がついた派手な「見せブラ」だが、最近では、ごく普通のブラまでもが、「見せてもかまわないブラ」になり始めているのだ。

「黒いストラップなら、抵抗ない」

黒ストラップなら気にしない?(C)Racerman24
黒ストラップなら気にしない?(C)Racerman24

   「見せブラ」はもともと、レースフリルや派手な柄のデザインのブラジャーを「あえて見せる」ように、胸元や肩、背中が広く開いた服と合わせて使われてきたアイテム。ブラジャーというよりは「水着」のようなデザインで、中には、Tシャツの上にブラを重ねて、カジュアルに取り入れるなどバリエーションも見せ、そのファッション性からギャル系以外にも広がっていた。

   しかし最近は、こうした「見せブラ」でなくとも、普通のブラのシンプルなストラップ(肩ひも部分)を「さりげなく」出している人が目立つ。特に黒のストラップはファッションスナップでもよく目にする。20代女性数人に聞いてみると「黒ならキャミソールと見分けがつかないから、抵抗ない」「いかにも下着という感じではなければ、黒以外でも大丈夫」「自分はやらないけど、みんなやってるから見る分には気にならない」と答え、「下着」らしくなければ問題ないという意識のようだ。

「見えてもOK」なストラップに男性困惑

   下着通販の大手・ピーチジョンの広報担当者は、「『ストラップ見せ』は以前からありますが、特に黒いストラップのものは売れています」と話す。両肩が出るオフショルダーや、ざっくり編んだ透けるニットなど流行の服を着るために邪魔にならないことがメリットだとし、同社ではストラップだけを黒くした商品も開発しているという。また、ワコールの「ウンナナクール」広報も、「ブラジャー全体のデザインに合わせ 『みえても可愛い』ストラップを作っている」とし、黒にかかわらず支持されていると話した。

   しかし、この最新の「見せブラ」事情は男性にとっては判断が難しい。ネット上でも「あえて見せているのか、出てしまっているのか」戸惑っている男性の声がいくつも見受けられた。「見てみぬふりをする」人も少なくないようで、「下着は下着なのだから、TPOをわきまえて」という声も上がっていた。

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