夏のファッションアイテムとして人気を集める「見せブラ(見せるブラジャー)」に、新たな変化が起きている。
ギャル系ファッションを支持する女性たちから火がついた派手な「見せブラ」だが、最近では、ごく普通のブラまでもが、「見せてもかまわないブラ」になり始めているのだ。
「黒いストラップなら、抵抗ない」
「見せブラ」はもともと、レースフリルや派手な柄のデザインのブラジャーを「あえて見せる」ように、胸元や肩、背中が広く開いた服と合わせて使われてきたアイテム。ブラジャーというよりは「水着」のようなデザインで、中には、Tシャツの上にブラを重ねて、カジュアルに取り入れるなどバリエーションも見せ、そのファッション性からギャル系以外にも広がっていた。
しかし最近は、こうした「見せブラ」でなくとも、普通のブラのシンプルなストラップ(肩ひも部分)を「さりげなく」出している人が目立つ。特に黒のストラップはファッションスナップでもよく目にする。20代女性数人に聞いてみると「黒ならキャミソールと見分けがつかないから、抵抗ない」「いかにも下着という感じではなければ、黒以外でも大丈夫」「自分はやらないけど、みんなやってるから見る分には気にならない」と答え、「下着」らしくなければ問題ないという意識のようだ。