再生エネルギーで急上昇 「スマートグリッド」の人気度

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「見える化」技術で家庭でも節電

   一方、消費者(需給者)側は、電力会社が設置した検針メーターが「スマートメーター」と呼ばれる電気メーターにとって代わり、家庭やオフィスなどの電力使用量をリアルタイムで把握できるようになる。それによって、電力を発電する側はスマートメーターで得た情報をもとにした電力の供給調整が可能になる。

   また、スマートメーターは家庭での「節電」に役立つ。米国のグーグルは電力会社と提携して、スマートメーターと連携するソフトウェアを提供。各家庭で、家電製品ごとの電力使用量をリアルタイムで把握できるようになった。

   それによって電力不足が生じた場合、たとえば大型の蓄電システムなどでプールしておいた電力や、電気自動車やガスエンジンといった他の電力源から余剰電力を移すことで電力を調整することもできるようになる。

   スマートグリッドは「電力の見える化」技術。導入すれば、昼と夜、季節の違いなどによる電力使用量の変動を平準化でき、それによって効率よく電力を供給できる仕組みで、同時に電気関連事業に参入したい企業の「敷居」をも下げるようだ。

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