枝野幸男官房長官は2011年7月8日午後の定例会見で、菅直人首相が全国の原発を対象に実施を表明した、いわゆる「ストレステスト」の方向性について、
「どのタイミングで発表に至るかはまだ確定していない」
とした上で、
「しっかりと関係閣僚の意思は揃っていると思うので、あとは、それを分かりやすくお伝えするように、しっかり努力しないといけないと思っている。この間、立地地域の皆様には、大変なご心配・ご迷惑をおかけしているので、発表の仕方については、相当慎重にしたいと思っている」
と、「閣内不一致」との批判を避けるための事前調整に、ある程度時間がかかるとの見方を示した。
また、記者が「ストレステスト」という言葉を質問で使ったのに対して、何度も「欧州で行われているストレステストを参考にした、より安心感を高めるための対応」と言い直すなど、「ストレステスト」という単語が一人歩きすることに神経質になっている様子だった。