ソニーとパナソニックが頭を抱える 薄型テレビの「長いトンネル」入り

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韓国勢が独自技術で迫ってきた

   電機大手各社が次の一手を見つけられない中、韓国電機大手のLG電子は今夏、日本の薄型テレビ市場に本格参入した。投入したモデルは、厚さ1センチ以下と世界最薄の新機種と、1000~2000円と安価で軽く、充電も不要のメガネを使う3Dテレビ。既に北米などで一定のシェアを持つ同社は「消費者のニーズと当社の独自技術から生まれた商品。家電王国の日本で成功することが世界での成功につながる」と鼻息が荒い。

   地デジ完全移行後、薄型テレビ商戦の中心は「高額モデルに移る」(調査会社)とみられる。しかし、日本メーカーが消費者のニーズを捉えきれない状況が続けば、需要急減と韓国勢の攻勢の挟み撃ちとなり、国内電機各社のテレビ事業は出口の見えない長いトンネルに突入する可能性もある。

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