国際オリンピック委員会(IOC)は2011年7月6日の総会で、18年冬季五輪の開催地に韓国・平昌(ピョンチャン)を選出した。平昌は過去2回落選していたが、今回は1回目の投票で2位以下に大差をつけて決まった。
同じアジアの都市という点で、東京の20年夏季五輪の誘致が難しくなったという観測も出ている。
IOCのジャック・ロゲ会長は会見でこうした見方を否定し、「夏季五輪と冬季五輪は違い、何の障壁にもならない」との考えを示した。一方、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は「どういう影響があるかを分析して判断したい」とコメントし、「トータルに判断して勝てる方程式ができなければ立候補しないこともある」と立候補を見送る可能性も示唆している。